Le Journalde Gien 11月13日号 第8ページ Saint Brisson sur Loire           2008年度ヨーロッパ現代美術展            ハイレベルな展示会 サンブリッソンのヨーロッパ現代美術展は、金曜日夕方ヴェル二サージに出席した招待 客が見出した通り、今回もまたその約束を違えることはなかった。今から30年前に創 設されたこの展示会は、これまでに長い道のりをたどってきた。素人の作品展示から始 まった展示会は、1992年からは決然とプロ芸術家と質の高さに向き直り、2002 年より2年に一度の開催として展示会の質を永遠に保つようにしている。 「美術評論で今日フランスでも最良の展示会のひとつと言われるようになり、私達にと っても仕事がしやすくなりました。」と、責任者であるミッシェル・シュヴァリエは語 る。彼は展示会を順調に開催するために協力を惜しまない人々、協会のヴォロンティア メンバー、商工業界のパートナー、また県議会のような機関に感謝の礼を述べた。 サンブリッソン町長で且つ行政区域共同体の会長でもあるクリスチャン・ブローは「1 978年から何と長い道のりだったことでしょうか。2週間の開催期間に大勢の人に来 て頂きたい。」と話す。 スリー市市長で県議会議員のジャンノエル・カルドーは今回初めての出席で「展示され ている作品の質の高さに驚きました」と、展示会実現のために働くヴオロンティアメン バーには、かくしてロワレ県東部の文化の豊かさに貢献していると敬意を表した。彼は また「県議会から譲与される9千ユーローの補助金が立派に有効利用されている」こと をその日で確認することができた。「私どもは援助を引き続き行ってゆきます。無料奉 仕ということがどういうことかわかっていますので、それを援助してゆくことは私ども の役割と考えます」と結論した。 上院議員のジャンポール・スアーも「高名を博しているこのサロンは幻惑的です。」と、 ミッシェル・シュヴァリエとそのチームに賛辞を送った。 日本大使館を代表する高原公使は、日本人芸術家戸田和子が参加していることを自賛し 「日仏友好150周年記念の架け橋がもうひとつ加えられました。」と語った。 県副知事のマリアドロレス・マルチネーズポミエは「ジアン周辺にこうしたレベルの展 示会があるということは驚きでもあります。」とミッシェル・シュヴァリエが「師の手 を引き入れることに成功し」この展示会は「ハイレベルに深く根をおろしている」と挨 拶をした。 1978年から数えて第27回目である2008年度の展示会が、多数の見学者を呼び 寄せることを祈るばかりである。絵画26点と彫刻7点を展示している33名の芸術家 は、いずれも才能豊かなアーチストである。